ショップの運営

売れる人は質問の前後の行動でわかる

僕に質問を頂くお店で「売れるお店」には特徴があります。

今日はそんな話です。

基本的に質問はその人のレベルと言うか、現在地によって変わると思っています。

売れるお店に見える共通点はまず「動く」という事です。動きが違うのです。僕に質問をしたりコンサルティングを依頼する。その時点で何をしたかというのがハッキリしていて
「それは正解なのかどうか」という質問が来ます。

つまり先に行動した結果、自分の行動が合っているかどうかの検証をしたいんです。間違っているのにそのまま続けるのは時間の無駄と考えていると言う事ですね。

反対に、売れないお店の人は質問をして答えを得てから動くタイプです。それまでは不安の方が先に立ち動けない。これもある意味時間の無駄と考えているのですが中身が違います

時間が勿体ないから質問より先に動くタイプ

時間が勿体ないから動くより先に質問するタイプ

どちらもあまり変わらないと思うかも知れませんが僕の感覚では全く違います。そして驚く事に先に質問する人は「答えを聞いても動かない」事が多いのです。

不思議ですがこれが本当に多いんですよ。売れるお店も売れないお店も「ある程度自分で答えを持っている」事があります。自分で出した答えをやるかやらないか。

実例を出しますが

先日の楽天市場に出店している文具屋さんは、すでに自分のやる事を決めてやっていました。文具をメーカーから安く仕入れるルートを確保した上で「どうやってお客様に知ってもらうか」という質問でした。僕は当然「楽天市場内の広告」を勧めたのですが、文具屋さんはすでに広告を買っていたんです。しかしその広告が今後どれだけ効果があるのかわからず楽天の言いなりで広告を買うのが不安だったそうです。

僕は「楽天の担当者から情報を聞き出してください。売上が上がるお店には親身になってくれますが、社長のお店にはまだ力を入れていません。だから社長の決意を伝える必要があるんです。」と言いました。社長はすぐに担当者と連絡を取り、なんと大阪から東京まで赴き会って話をしたそうです。

今度は別の実例です。

楽天市場で売っているのはパワーストーンブレスレッド。これをもっと販売したいのだけれどどうすればいいかという質問をされました。僕は最初は少しでいいから「広告を買う」事を勧めたんです。何故ならお客様に見てもらえなければ買ってもらえないから。目に触れないものは知ってもらえないし知らないものを買う事はできません。店長は「わかりました!」と言いましたが翌週もさらにその翌週も広告は買いませんでした。理由を聞くと「お金をかけても成果があがるかどうかわからないから」というもの。最初からお金をかけずにやりたいと決めていたようです。

僕のアドバイスを聞く前から動いていて、さらにアドバイスを聞くと想像以上の動きを見せた社長。

僕がアドバイスをして「やる」と言いながら実はやらないという答えを最初からだしていた店長。

結果は明白で、文具屋さんは売り上げベースで2位となり利益では引けを取らない程の素晴らしい成果を上げていますが、パワーストーン屋さんは今は数か月で閉店されました。

僕のアドバイスはどちらにも同じような事しか言っていないのです。それを聞く時に自分はどのような動きをしているのか。そして聞いたことをどのように活かすのか。売れた社長は今も週一で連絡をくれますが、閉店してしまった店長はもうどこで何をしているのかわからない。同じ言葉でも結果は大きく変わります。

身も蓋も無い事を言いますが、結局はその人の行動次第です。質問する前の行動から違っています。もしあなたのお店の事で僕に質問がある時は、是非一つの行動をしてください。そしてその結果をもって質問してみてください。そして僕の答えを聞いたらさらに行動してください。お金が無くても出来る事はあります。東京まで行く必要もありません。

気持ちを言葉に換えて、その言葉通りに行動すれば必ず道は開けます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
森 よしあき
ネットショップ研究所@所長。 WEB制作のフリーランス時代に「森さんが作ったページは全然問い合わせが無いんやけど」と言われた悔しさをバネに「なぜ問い合わせが来ないのか」「なぜ売上に繋がらないのか」を研究。後に「ネットショップ専門」のアドバイザーとしてこれまで200店舗以上のECサイトを指導。「見てもらえないショップは存在しないのと同じ」を教訓にあなたのお店の売上アップの為に今日も伝え続ける。
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