昔ながらのタオル屋さんが奈良県には結構あるんです。
理由はわからないんですが昔から紡績関係の会社が沢山あったそうです。タオル、靴下などが有名で、たくさんの会社があります。
その中の一つ、タオルを製造販売する会社から「通販のサポートをして欲しい」という依頼を頂いたんです。その会社はオリジナルのタオルの製造販売も手掛けていてプロ野球選手や高校野球の応援に使われるタオルの製造でもその業界では有名な会社のようです。
◆マツダ工芸さん
https://www.rakuten.co.jp/matsudacraft/index.html

社長の後ろにずらりと並ぶのは実際に注文を受けた甲子園に出場した高校の記念タオルの数々。選手名が入ると選手の数×配布数となるので結構な数の受注になるそうです。
野球好きの僕にはスゴイお宝の数々で、これを看板に出来ないかと考えたのですが、この記念タオルの受注は途切れなく受注できているそうで、それ以外の商品をネットで販売したいと言う事でした。まぁ僕はインパクトがある商品を看板にする事で宣伝になると思うんですけどね。
さて、そのインターネットで販売する商品ですが、メインは「刺しゅう入りタオル」となっています。結構な数を扱う事が出来るのでお気に入りの商品に刺繍をする事で贈り物としての購入も多いんです。

コロナ禍で中止が続いていた「奈良マラソン」のオフィシャルパートナーにもなっているので関連グッズの販売も手掛けていました。今年も発売されると思います。

色々と展開していけば売れそうな商品は沢山あります。もちろん黙っていて売れるというものではありませんが、社長も自信があるようです。
ただ、残念な事に昔ながらの会社で「インターネットで販売する」という事についての知識が無いんです。だからネットに詳しいスタッフを雇って運営するのですが、これがまた難しいんです。
これは他のお店でも同じような事があったのですが、インターネットに詳しいからという理由で雇った人は何故か「クセがスゴイ」らしいんです!笑(≧◇≦)
例えば「自分の方が詳しいと言って意見を曲げない」とか「身体の調子が悪いと言って突然休む」とかで仕事を任せきる事が出来ないんです。もちろんネットに詳しい人がそんな人ばかりじゃないんですが、たまたまそんな話を他でも聞いていて結構アルアルなのかもと思ってしまいます。
それはともかく
社長はインターネットに詳しくない。でもネットで売りたい。そうなれば自分で勉強するか、詳しい人に任せるしか無い。
ただ、結構高齢の社長だったりすると今から勉強するのがちょっと辛いんですよ。だってパソコンの使い方から始めていたら、そりゃネット集客やサイトの更新のレベルまで達するのには生きている間に出来るかどうか・・・いや、冗談です。
でもそれくらいハードルが高いのは事実。
だから、やはり分からない事は「人に任せる」という考えに至るのが普通なんですね。

そうやって何とか人を集めてみたものの、チームとしてネットで売上を上げていくのに不安を感じた社長は同じ奈良県と言う事もあり、ブログを読んで僕に連絡をくれたんです。
そこから6ヵ月間にわたってネットショップ運営のサポートを行いました。商品撮影から画像処理、出品とイベント企画などなど。チームで運営会議を定期的に行いながら、今はチームのメンバーだけで運営をされている。頼もしい限りです。
自分は何も知らないからネット販売は出来ない。そう言って諦めている社長さんもいると思いますが、自分で出来なくても従業員でチームは作れます。後はやり方を教える人がいればスタート出来る。
何事も、やると決める所からスタートです。