商売をしている人の中には「完璧」を求めすぎて上手くいかない。そんな人がいます。
この話は僕の身近な人の事例です。
ある商品を考えた人がいる。
彼はその商品を仕入れて売る事にした。売り始めると少しずつ売れだした。
でもある日
お客様から言葉こんな言葉が届いた。あなたのお店の商品は二度と買わない。
その人に謝罪のメールを送ったものの
酷い剣幕で「メールも送ってこないで」と拒絶された。ショックのあまりその商品を売るのはやめた。
そりゃそうだ。
その商品は自分が見ても少し欠陥があったからだ。「もっと良いものを売らないといけない」
そう思って自分が満足できる商品を探し続けた。
でもそのような商品は見つける事が出来ず、彼はその商売を辞めてしまった。
実はこの話
数年前の僕の実話です。
お客様に満足してもらえない商品は売る事が出来ない。
もっと良い商品でなければ売ってはいけない。
そう考えると
自分の商品を胸を張って売る事が出来ず
何時まで経っても商品をお客様の前に出す事が出来ないんです。
でも実は売れているお店はそんな事をやっていません。
どんな商品であっても良いと思ったら
まず売る事に集中する
これが重要です。
仮にお客様からクレームが来てもそれは「改善」のきっかけになります。
でも売る事を辞めてしまったらその時点でお金が入って来ません。
そんな事になったら「改善」も出来ないじゃ無いですか。
まずは売ってお金を増やす事です。
その増えたお金でさらに広告を買い売り上げを増やします。
そうしてまた増えたお金で良い商品を作る。
この順でやって行かないと
何時まで経っても良い商品を売る事が出来ないんです。
売ってみて
その商品が良いかどうかはお客様の判断です。
殆どのお客様が「悪い」と言うならその商品は粗悪品です。
売ってはいけないと言うのはわかります。
でも何人かのクレームがあったとしても
圧倒的にに喜んでくれる人が多ければ売るべきです。
僕は60%からスタートしても良いと思っています。
「完璧を求めているから売れない」では商売がスタート出来ません。
60%で買ってくれた人に感謝して
70%になった事を喜んでもらい
80%で賞賛してもらえばいい。
90%以上ならほぼ完璧ですよね。
いつかそうなるようにするには売り続ける事が必要なんです。
「ウチの商品はまだまだだから」
「お客様に申し訳ないから」
そんな事を言わないで
今喜んでくれる人にドンドン売っていきましょう。
そうする事がさらに喜んでもらえる事につながるから。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。