ものを買う人は
その時に色々と考えて買っている。
多くの人はそう思っています。
でも待ってください。
本当にそんな人ばかりかどうか。
あなたは99円の値札を見たことがあるでしょう。
100円にした方がわかりやすいのに
何故お店の値札を99円にするんでしょう?
1円安いから得をしたと思って買うんでしょうか?
答えはもうお分かりですね。
「桁の違い」が錯覚を生むからです。
人間は桁が変わると
実際はたった1円しか変わらないのに
その差が大きいと錯覚します。
大台割れの価格と言うらしいです。
だから
550円の商品が450円になっても
消費者は感覚的にあまり安くなった気がしません。
100円も安くなっているのにです。
これらは心理学のサイトで詳しく書かれているので是非読んでみてください。
さて
僕たちはこれを参考にして
価格設定をしていけばイイと言う事になります。
意識して
大台割れ価格を作る
と言う事です。
先ほどの550円の商品を例にすると
これを「大台割れの価格」にするには99円にまで下げないと桁は変わりませんね。
常識的にこんな価格設定は無理です。
それならセットにすればいいんです。
2個セットで1100円になります。
これを998円に設定すれば大台割れの価格設定となる。
お客様はこれを見て安くなったと思うはずです。
こうすれば1個で売るよりも
客単価が上がり利益額も上がります。
一生懸命に商品の説明をする事も大切です。
商品の良さを分かってもらう事は
お客様の決断にも結び付きます。
でも、人が意識していると思っている事は全体の10%で
行動の90%は無意識であると言われているんです。
当たり前ですよね。
人間は言葉を発する時に声帯のどの部分をどう動かし、口をどのような形にしてどれくらいのエネルギーで声の大きさを変えるかなど全く意識しません。
それでもちゃんと言葉を発する事が出来ます。
手を動かすのも
モノを見るのも
歩く事も
心臓を動かす事も
すべて無意識に出来ている事です。
だから説明以外の部分も凄く大切なんです。
今回は価格の事を書きましたが
色も大事だと言われています。
意識して
売れているお店の看板を見るのも面白いですよね。
食べ物屋さんにオレンジが多いのは気のせいでは無いと思います。
あなたも一度
自分の商品の価格設定を考えてみませんか?
お客様が無意識に動いてくれるかもしれませんからね!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。